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鳥インフルエンザ2

抗インフルエンザ薬には細胞内に増殖したウイルスが細胞外に出ないようにするノイラミニダーゼ阻害薬4剤(タミフル、リレンザ、イナビル、ラピアクタ)と細胞内でのイフルエンザ増殖を阻害するアビガンがあります。ノイラミニダーゼ阻害薬すべてに耐性化したウイルス株の出現頻度は低いと考えられますが、その可能性は否定できません。こうした考えに基づき、ノイラミニダーゼ阻害と作用機序の異なる薬剤を準備しておくことが重要とされています。アビガンは抗インフルエンザ薬として有効と考えられていますが、胎児に対する催奇形性の副作用が懸念されるほか使用経験が少ないため、重篤度が高く既存のノイラミニダーゼ阻害薬全てに耐性化した場合に使用する意義があるとした見解が厚生労働省からなされました。アビガンは日本で作られた薬剤なので、日本人にとって心強い新薬と思われます。

2017-11-07 19:36:44

鳥インフルエンザ

最近、鳥インフルエンザについて報道されることが多いですね。 死亡した鳥の死体から高病原性インフルエンザウイルスが検出されたら、多くの鳥が殺処分されます。何かもったいないとかかわいそうだと思ったことはないですか?
実は適切な処置なのです。以下の文を読んでもらえれば納得できると思われます。

本来の鳥型インフルエンザはすべて弱毒性(低病原性)でウイルス感染は腸管と気道に限られ感染した鳥は無症状のままです。この120年間、人インフルエンザウイルスはすべてこれらの弱毒型鳥インフルエンザに由来しその感染は呼吸器上皮の細胞に限定されているため、人間が感染しても亡くなるケースは稀です。
これに対して高病原性インフルエンザウイルスの代表格であったH5N1型鳥インフルエンザは主に東南アジアの地域で人間への感染が成立し、多くの犠牲者を出しました。重症化しやすい機序としては
①インフルエンザウイルスが全身の組織の細胞に感染したり
②そのことで過剰な生体防御反応が起きたりすることで臓器不全をきたすことがわかってきました。 すなわち、豚インフルエンザを含め現存するインフルエンザウイルスがは隠健型で高病原性インフルエンザウイルスは殺人型と言えます。
高病原性インフルエンザウイルスが変異を繰り返すことで人から人へと感染が成立する新型インフルエンザになった場合その被害は甚大となることが推測されます。
養鶏場で感染が拡大することは細胞分裂でウイルスが増殖することです。その過程で変異が起きやすいため、新型ウイルス出現の可能性が高まることになります。
そういった事態を回避するため、多くの鳥を殺処分することになります。 次回は「高病原性インフルエンザに対して日本に対策はあるのか?」について記載します。

2017-02-20 11:54:15

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