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食物アレルギー

食物アレルギーの分類

◆即時型
 原因食物を摂取後二時間以内に蕁麻疹、咳き込み、ゼーゼー、腹痛、嘔吐、血圧低下といった症状をみとめるものをいいます。
 原因食物は低年齢では、鶏卵、牛乳、小麦が多く、学童期以降では、そば、ピーナッツ、木の実類なども問題となってきます。
 低年齢の食物アレルギーは自然に治ることが多いです。

 

◆食物アレルギーが関与する乳児アトピー性皮膚炎
 生後2,3ヶ月頃より顔面のかゆみを伴う湿疹から始まります。原因食物は鶏卵、牛乳、小麦で90%以上を占めます。スキンケア・ステロイド軟膏塗布でしっかり治療をしつつ、皮膚テストや血液検査で診断をつけていきます。約30%の児は離乳食開始後に即時型へ移行していきますが、大部分は自然に治ります。

 

◆食物依存性運動誘発アナフィラキシー
 原因食物を食べるだけでは何も起こりませんが、運動が加わるとアレルギー症状が誘発される比較的まれな疾患です(中学生1/5,000人、小学生約1/20,000人)10歳代の発症が多く、原因食物は小麦・甲殻類が多いです。予後はわかっておりません。

 

◆口腔アレルギー症候群
 生で果物を食べた時に口の中の違和感や耳のかゆみなどを訴えます。小児から成人まで幅広い年齢層に起こりえます。原因はまず、シラカバに似たハンノキという花粉に体が反応するようになります。それと構造の似た果物を食べたときに、ハンノキが体の中に入ってきたと間違えて反応することによります。缶詰やジュースなど加熱処理してあれば症状なく摂取できることが多いです。

食物アレルギーの管理

原則は正しい診断に基づいた必要最低限の除去です。

1. 不必要な除去はしない
血液検査で数値髙くても、症状なく摂取できていれば除去の必要はありません。 食べたことのない食物の数値が高い場合は、実際に食べてみて症状が出るかどうかを確認する『食物負荷試験』という検査により診断します。

2. 原因食物であっても症状の出ない範囲で摂取をする
 例えば鶏卵アレルギーの場合、炒り卵などそのものは摂取できなくてもパンや卵ボーロなどの加工食品は症状なく食べられることも少なくありません。それにより食生活の質が良くなるだけでなく症状の出ない範囲での摂取を続けることで早く治りやすくなることが知られています。

アトピー性皮膚炎

 アトピー性皮膚炎は、乾燥による皮膚のバリア機能の低下です。
健常な皮膚だと何も起こりませんが、バリア機能の障害により、汗や衣類の摩擦などによる刺激やダニ・花粉・ペットなどアレルゲンの侵入により炎症が生じます。それにより、痒みの強い湿疹が続きます。
 病変部位は年齢により異なります。乳児期には顔面中心に見られ、幼児期以降は体や手足など広範囲に湿疹が見られます。また、良くなったり、悪化したりを繰り返す特徴があります。

 治療は、スキンケアとステロイド外用薬が中心となります。毎日入浴し、石鹸で体をしっかり洗うことが大事です。そして、入浴後は5分以内に薬を塗りましょう。そして、ステロイド薬は、しっかり塗る必要があります。目安としては、テカテカしてティッシュをつけても落ちないぐらいが推奨されています。また、良くなったからといってすぐにやめないことも重要です。一見よくなっても、皮膚の下には炎症細胞が集まっているからです。具体的には、1日2回から開始し、皮膚がツルツルになったら、1週間毎に、1日1回 → 1日おき→ 2日おきと減らしていきます。ステロイド薬を塗らない日は保湿薬 (プロペト、ヒルドイドなど)を続けていくことで、再燃を予防できます。
 

気管支喘息

 気管支喘息とは、気道(空気の通り道)が慢性的な炎症により過敏となった状態です。
ダニや花粉・ペットなどのアレルゲン、気象の変化、カゼ、運動、ストレスなどが引き金となり、喘鳴(ぜーぜー)や夜の咳き込みや運動時の咳などの症状を引き起こします。

 喘鳴症状を繰り返すと、気道がダメージを受け、変形してきます(狭くなってきます)。
一度変形した気道はなかなか元には戻りません。そうなると、発作を起こしやすくなり、さらに変形が進むという悪循環に陥ります。従って、調子の良い時でも、発作を予防するために治療を続ける必要があります。歯磨きをイメージしていただくとわかりやすいかもしれません。歯磨きは虫歯でなくても毎日しますよね?虫歯になるのを予防するために・・・。
小児では月一回以上喘息症状を認める状況であれば、毎日治療する目安となります。
 治療は環境整備と薬物療法が中心となります。薬物は、炎症を抑える作用のある、吸入ステロイド薬やロイコトリエン受容体拮抗薬が中心となります。治療薬は、少なくとも3ヶ月以上喘息症状がなければ、徐々に減らします。その後、3ヶ月以上調子が良ければさらに減量します。逆に症状が出るようであれば、治療薬を元に戻します。
従って、治療は年単位で必要となります。当院では、小学生中学年以上のお子様には、客観的な数値で肺機能を評価できる、呼吸機能検査を参考にお薬を調整しております。

アレルギー性鼻炎

 鼻の粘膜のアレルギー疾患で、発作性反復性のくしゃみ、鼻汁、鼻づまりを特徴とします。
通年性(年がら年中)では、ダニ、季節性では、春はスギ・ヒノキやハンノキ、初夏はカモガヤなどイネ科、秋はブタクサ、ヨモギなどの花粉が原因となります。
 こどもの鼻炎の診断は簡単ではありませんが、鼻をこするしぐさや透明な鼻汁(緑色など色がついていればカゼ)が続くことなどが疑うきっかけとなります。
 治療は1抗原の除去、2薬物療法があります。抗原の除去は、ダニが原因であれば、週一回以上はしっかりと掃除をする(タタミ1枚当たり20秒)、布団も掃除機をかける、寝室にヌイグルミを置かないなどです。スギ花粉が原因であれば、外出時はマスクをする、洗濯物を外で干さないなどがあげられます。薬物療法は、内服薬(抗ヒスタミン剤、抗ロイコトリエン薬)と点鼻薬があります。抗ヒスタミン薬は、内服して眠気が強いようであればほかの種類に変えてもらうと改善することがあります。点鼻を嫌がらないお子様であれば、ステロイド点鼻薬が最も効果的です。

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