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感染後の症状について
約90%に発熱、約60%に咳やのどの痛み、約15%に腹痛、嘔吐など消化器症状をみとめます。
味覚・嗅覚障害の頻度は野生株やこれまでの変異株と比較して低いです。
※当院統計(2022/1/17~2022/3/14)になります。
1クリニックのまとめになりますので、全体像を正確に反映できていない可能性があること、ご了承のほどお願い致します。
関連ブログ:【当院のデータ】現在流行中の新型コロナウイルス感染症の特徴 (第3報) – チームまなべのブログ (hatenablog.com)
大部分は軽症ですが、入院に至る例もあります。
当院では、1例だけ入院を要した例も経験しております(重症例ではありません)
関連ブログ:【新型コロナ】頻度は少ないが小児にも中等症・重症例は存在する – チームまなべのブログ (hatenablog.com)
新型コロナウイルス感染2~6週間後に、主に年長児に出現する病態で、発熱、腹部症状(腹痛、嘔吐、下痢)、循環器症状(血圧低下・心機能低下など)、発疹、眼の充血、神経症状など多臓器にわたる症状をみとめます。
海外の報告では、その頻度は0.1%未満ですが、70%がICU管理を要し、1~2%が死亡します。
日本など東アジアでの頻度の詳細は不明ですが、欧米よりは少ないとされております。
関連ブログ:新型コロナウイルス感染症後の小児多系統炎症性症候群について – チームまなべのブログ (hatenablog.com)
医療機関の受診について
発熱などの症状があり、自宅での抗原検査が「陽性」であれば診断可能です。
保健所への申請が必要ですが、医療機関を受診あるいは自主療養制度(2~64歳)を利用する方法があります。
自主療養制度は、お子様にとっては、あまり意義のある制度ではないので、医療機関を受診していただくのが無難と思います。
なお、当院ではオンライン診療で対応しております。
関連ブログ:新型コロナ療養中の方からの質問 「保健所から連絡が来ないんですけど大丈夫でしょうか?」/ 自宅療養期間は? – チームまなべのブログ (hatenablog.com)
まずは、基本ルールですが、
医療証のあるお子様の場合、通常の診療と同様、患者さんの負担はありません。
医療証のないお子様や大人の方の場合、
a)新型コロナ感染が判明前
・新型コロナのPCR検査や抗原検査の費用は公費で負担されます
・初再診料、コロナトリアージ加算、処方箋料などは患者さんの負担になります
受診費用の目安は、3割負担で、対面診療では2,600~2,800円、オンライン診療では2,200円となります(追加の検査・処置があれば変わってきます)
b)新型コロナ感染が判明後
・新型コロナ感染症とすでに確認されている場合、療養期間中においては、来院での診療、オンライン診療や電話診療は公費負担となります(患者さんの負担はありません)
関連ブログ:【再修正】新型コロナウイルス感染(を心配して受診した)時の受診費用 – チームまなべのブログ (hatenablog.com)
症状がなければ検査を受ける必要はありません。
自宅療養について
発症した方は、発症日をゼロとして10日間の自宅療養が必要です。
濃厚接触者の場合は、原則はご家族が発症した日をゼロとして7日間の待機になります。
後日、他のご家族が発症した場合は、そこから再スタートになります。
(4.5日目の抗原検査が連日「陰性」であったら解除という選択肢もありますが、詳しくは下記ブログでご確認ください)
関連ブログ:無症状濃厚接触者の待機期間に選択肢が増えました – チームまなべのブログ (hatenablog.com)
当初は全例に保健所より連絡がありましたが、現在は、2歳未満の児、高齢者、基礎疾患のある方、妊婦さんなど重症化のリスクのある方に限定されています。
関連ブログ:新型コロナ療養中の方からの質問 「保健所から連絡が来ないんですけど大丈夫でしょうか?」/ 自宅療養期間は? – チームまなべのブログ (hatenablog.com)
新型コロナワクチンについて
新型コロナウイルスに対するmRNAワクチンは長期的な安全性など不明な点はありますが、新型コロナウイルス感染症も感染後の長期経過についてはまだ分かっていないことがあります。
当院では、「接種する」「接種しない」いずれのご判断も尊重していきたいと思います。
接種を迷われる場合は、もう少し様子を見ることをおすすめします。
関連ブログ:5~11歳への新型コロナワクチン接種への考え (私見) – チームまなべのブログ (hatenablog.com)
心疾患、腎疾患や内分泌疾患などです。詳しくは、日本小児科学会のHPをご覧ください。
http://www.jpeds.or.jp/modules/activity/index.php?content_id=409
なお、気管支喘息は症状のコントロールがついていれば含まれません。
関連ブログ:新型コロナワクチン接種の考慮を要する小児の基礎疾患について – チームまなべのブログ (hatenablog.com)
現時点では、新型コロナワクチンと他のワクチンは2週間の間隔をあける必要があります。
関連ブログ:お母様からの質問:新型コロナワクチンを接種したら他のワクチンはどれぐらい間隔をあけないといけないでしょうか? – チームまなべのブログ (hatenablog.com)